グランプリ出場選手のココがすごい!
近年一番SGを勝っている毒島がグランプリ初Vへ
最高峰の舞台に立つ選手18人のうち、11人が2回以上SGで優勝している。そんな真の実力者の中でも、毒島誠(群馬)は歴代12位タイのSG7Vで、2017年以降の6Vは最多記録を持つ。今年も気がつけば4年連続SG制覇に、3年連続トライアル2nd発進の活躍である。グランプリは6回出場して5回優出も、準V2回と黄金のヘルメットに縁が無い。当地はGⅠ制覇もあるが、6年前の平和島グランプリでは優出を逃している。さらに直前の平和島周年では自身5年ぶりのフライングもあった。しかしその後は、SGダービー準優勝にGⅠとSGチャレンジカップで優勝とトップギアに入っている。グランプリ初制覇へ突き進む。生涯獲得賞金38億円誇る王者が復権を目指す
グランプリ出場者とA1級レーサー全体の平均生涯獲得賞金の差は歴然だ。その中でも松井繁(大阪)は、歴代1位となる約38億円と異次元の数字である。だが史上最多23回目のグランプリ出場となる年末の顔が、ここ2年間はグランプリの舞台から遠ざかっていた。2014年のクラシック制覇を最後にSG優勝はなく、2017年のオールスターを最後にSG優出もない。しかしグランプリ出場を最大の目標として戦ってきた今年は、SGへフル参戦しGⅠで7優出と結果を残してきた。今回優勝することになれば、史上最年長となる50代でのグランプリ覇者となる。グランプリ3冠を含むSG12冠の王者が復活となるか。グランプリ常連の菊地が
優勝戦のスタートを支配する
優勝戦の重圧をはねのけ峰が自在に栄冠掴む
優勝戦はフライングに対する罰則も厳しくなり、グランプリ出場選手はそれに打ち勝つ、強靱なメンタルを持ち合わせている。今年、優勝13回と断トツの成績を残すのが峰竜太(佐賀)だ。年間優勝回数2桁超えは2015年の笠原亮(静岡)の10回以来。今年のSGで1コース以外の優勝者は、鳴門オーシャンカップで4コース差しを決めた峰ただ一人である。さらに2020年はGⅡ以上で1コース以外から2回以上優勝と、大一番でイン以外で勝てる強さは頼もしい。6年ぶり4回目の平和島グランプリ。過去3回の優勝戦でイン逃げはない。誰よりも優勝回数を重ね、コース問わない決定力を持つ峰が、Vに最も近い。超安定走法の白井が
師弟悲願のグランプリ制覇挑む
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