齊藤仁が中心も活発な遠征勢が迫る
V候補筆頭は地元・齊藤仁だが、近況活発な中岡、飯島をはじめ遠征勢の勢いが脅威に。急成長を示す藤原の存在も侮れずV戦線は熾烈な戦いに。若林、寺本の地元勢も元気だ。
シリーズリーダーとしての期待が懸かるのは、当地ゴールデンウイーク戦を6勝挙げて制した齊藤仁(東京)だ。今シリーズも抜群のハンドルさばきでV戦線をけん引する。地元勢では、若林将(東京)も2026年前期審査期間に入りびわこ、丸亀で連続優出とリズムは上々。さらに勢いづくのは6月江戸川、当地で連続Vの寺本重宣(東京)で、当地連覇に意欲を燃やす。
しかし遠征勢の近況も活発で、今期に入り遠征3場所で連続優出の中岡正彦(香川)は、三国では優勝戦1枠でVを逃したが、続く大村ではオール3連対で優勝と雪辱を果たした。飯島昌弘(埼玉)も5月の当地ゴールデンウイーク戦では準優勝戦3着で優出は叶わなかったが、その後の唐津ではトップスタートを連発し、こちらもオール3連対で優勝した。
全国トップルーキーの藤原碧生(岡山)の前期勝率7.50は、2位以下を大きく引き離す今大会堂々のトップ。近況も全国各地で優出、優勝の連続とルーキー世代では頭ひとつ抜けた存在だ。若さあふれるスピード戦はキャリア勢にとって脅威に。石川吉鎬(大阪)は4月の若松を優勝した後も安定した着獲りで、佐藤大介(愛知)も予選突破を外さない堅実レースでともに舟券に貢献する。