レース展望
- 第70回日刊スポーツ旗
10/1水2木3金4土5日
平田筆頭に坂口、柴田、松村が主導権を争う!
V候補筆頭には平田忠則を推すが、坂口、柴田、松村も地力は十分で有力なV候補に。加藤政彦が地元初優勝に意欲を燃やす。女子では混合戦に強い香川、長嶋に注目。
平田 忠則
福岡/3898
平田忠則(福岡)は今期優勝こそないが、優出5回で準Vが3回と、常に優勝を争う存在だ。当地はSGで2度の優出歴があり、昨秋の前回戦でも優出しており、今節でもV候補筆頭格だ。同じく当地SGで優出経験がある坂口周(三重)も前回5月戦で優出。7月鳴門では節間7勝で堂々の優勝。持ち前のターン力でV争いに名乗りを上げる。
今秋の津ボートレースダービーでSG初出場を決めた柴田光(群馬)は8月桐生をオール3連対V。前回の2月戦で当地初Vも果たしており、多彩な技を駆使したレース運びで当地連覇を狙う。松村敏(福岡)は7月津で優勝、8月芦屋のお盆戦は10戦8勝と圧巻の強さで優勝と近況リズムは抜群に。
昨秋の当地戦で優勝した有賀達也(埼玉)と、8月鳴門で優勝した新田泰章(広島)も上位勢にとっては脅威だ。地元の加藤政彦(東京)は7月当地では3連勝を含む節間4勝で準Vと奮闘。今回こそ念願の地元初Vへ気合を込める。
昨冬の当地女子戦を優勝した香川素子(滋賀)を筆頭に、長嶋万記(静岡)、細川裕子(愛知)、今井美亜(福井)は男子レーサー相手でも実績があり攻撃力は十分だ。
柴田 光
群馬/3532
夢のひとつをついに叶える
10月津のSGボートレースダービーで、ボートレース界最高グレード・SG初出場を決めた。デビュー34年5ヵ月でのSG初出場は最も長くかかった記録だ。レーサーの誰もが目標にする夢のひとつをついに叶える。昨夏はF2に陥るなど難しい時期もあったが、持ち前の調整力を駆使して今年2月の当地前回戦で節間に5勝を挙げてオール3連対で優勝すると、その後も7月末まで順調に勝率を稼いで選考勝率7.15の48位でダービー出場を決めた。ベテランの星として今後の活躍に大きな期待が集まる。