レース展望
- 第38回キリンカップ
7/2水3木4金5土6日7月
三角に好況の遠征勢が迫る
A1級レーサーが全国から大集結する一戦。V候補筆頭は地元・三角哲男だが、好リズム保つ上平をはじめ遠征勢が迫る。森定、藤岡、村上、吉田も好調でV戦線は熾烈な戦いに。
三角 哲男
東京/3256
十指に余るA1級レーサーが全国から集結する見応え十分の6日間。
遠征勢では、まず上平真二(広島)だ。4月GⅠ桐生マスターズチャンピオンは準優勝戦1枠で優出を逃したが、前期勝率7点超は今回出場中トップで、当地は4Vの実績もあり地元勢にとって強敵に。
吉田凌太朗(愛知)は4月常滑、5月大村で優勝と近況の勢いは脅威だ。森定晃史(岡山)も3月桐生、4月三国で優勝、村上遼(長崎)は5月蒲郡、藤岡俊介(兵庫)も5月尼崎でそれぞれ優勝と好調で上位を形成。高野哲史(兵庫)と榎幸司(長崎)はともに前期は7優出1Vと地力を発揮した。
各地で優勝を重ねる好調な遠征勢を迎え撃つのは三角哲男(東京)だ。当地ゴールデンウィーク戦では優出を逃したが、今年も3Vと安定感抜群だ。巧腕を発揮してシリーズをけん引する。杉山貴博(東京)は昨年末の多摩川でV、地元水面で一段と気合を見せる。
ほかでは、渡邊雄一郎(大阪)が2月の当地前回戦で節間オール3連対と堅実な内容。小池哲也(大阪)の4月宮島6コースVは7万舟のビッグ配当に。前期は4回優出し、A1級キープと地力を固める山田晃大(滋賀)が初優勝へ意欲を燃やす。
黒柳 浩孝
愛知/4161
江戸川番長が当地制覇も狙う!
5月江戸川で4艇フライングと大波乱になった優勝戦を、6コースから冷静なレース運びで制し、待望の江戸川番長の座を勝ち獲った。
江戸川を得意としているように荒れ水面でも難なく乗りこなし、4月の当地前回戦でも3コースから一気にまくって勝ち上がるなど、センター戦ではスリット先行から強気に攻め立てるのが持ち味だ。その4月の前回戦では当地約9年ぶりの優出を果たし、優勝戦ではチルト3度で挑むなど優勝へ気合を見せた。江戸川Vで勢いづいた今、前回果たせなかった当地初制覇へ再チャレンジだ。