レース展望
- 第28回日本財団会長杯
4/21月22火23水24木
吉田が当地初V奪取へ全力
4日間の短期決戦は序盤から激しい主導権争い。SG覇者の吉田がシリーズの中心。当地GⅠ周年覇者の中田も有力なV候補だ。期末の勝負駆け選手の動向にも注目だ。
吉田 拡郎
岡山/4166
4日間の男女混合戦は混戦ムードが漂う。シリーズリーダーは吉田拡郎(岡山)だ。昨年は10月のびわこGⅡ秩父宮妃記念杯、多摩川GⅠ周年を含む5 V。今期も2月の中国地区選手権(徳山)で準Vと好調を維持している。当地は6回の優出を数えるもまだ優勝はなく、当地初制覇を狙う。
対抗は当地GⅠ周年覇者の中田竜太(埼玉)。今期も安定したレース運びで高勝率をキープしている。昨年の関東地区選手権は序盤のフライングで戦線離脱。ここで優勝して気持ちよく今期を終えたい。
小池修平(大阪)は2月当地ルーキーシリーズを走ったばかり。初日ドリーム戦の6着という大敗から巻き返して見事優勝を飾った。北野輝季(愛知)は90日間のF休み後の2月蒲郡で優勝と、レース勘に不安なし。A1級の最低出走90走クリアを目指す。吉川喜継(滋賀)は地力があり軽視は禁物。森永淳(佐賀)、金子賢志(群馬)と松井洪弥(三重)も当地V歴がある。フライング禍を乗り越えA2級となった山口真喜子(長崎)は、2月のスピードクイーンメモリアルでGⅠ戦デビュー。2節後にはGⅡレディースオールスターを控えており、気合いが入っている。
地元勢では今期2VでA1級復帰濃厚な内堀学(東京)に期待したい。
渡邉 健
東京/5044
飛び級でA1級初昇格へ
デビュー時からフライングが多く、伸び悩んでいた。前期はF2で前々期の勝率5.08から3.34に大幅ダウン。体重管理とフライング禍に苦しめられていたのだが、3月23日現在の今期勝率は6.15と初の勝率6点台に。イン戦の1着率を大きく上げたことに加えて、まくり差しを中心にセンターからの決め手を強化したことが躍進の要因だ。
今期は多摩川正月戦でデビュー初優出を果たすと、2月の常滑でも優出と勢いに乗っている。B級から一気にA1級昇格へ、今期ラストの戦いに挑む。