地元スター候補に選ばれた感想は?
昨年7月に平和島で優勝したことが選ばれた大きな要因であったのかなと思っています。また、今年G1クイーンズクライマックスが開催されることが決まっていたので、それの出場を目標としていたこともあり、平和島に選んでいただけたのは、嬉しかったですね。
女子戦含め、一般戦もたくさん呼んでいただいて…、以前は苦手意識もあった水面ですが、最近はそんなことなく走れています。
平和島地元スターということで、「頑張らなきゃ!」という思いが強くなってモチベーションは上がっていると思います。良い結果に繋がっているかは……、まだまだですね。
東京NEXTが発足されましたね。
地元スター候補として、平和島で活躍して東京支部の女子レーサーをもっと盛り上げていきたいです。その一員として貢献できるように頑張ります。
ボートレーサーになったきっかけは?
やっぱり兄(翔之選手)の影響が大きいですね。ガムシャラに努力している兄の姿を見て、同じ勝負の世界に挑戦したいと思いました。
その前はホテルマンになりたいと思って、その方向の勉強などもしていたんですよ。でも今はボートレーサーになって良かったです。
兄二人(長男/翔之選手、次男/隼之選手)がボートレーサーで良かった点は、厳しいことをズバッと言ってくれることでしょうか。身内だからこそ性格なども分かっているうえで遠慮なく指摘してくれるのでありがたいと思っています。
今までで印象に残っているレースは?
優勝したレース(2015年7月平和島・ヴィーナスシリーズ)ですね。
初めて優出した多摩川ではすごく緊張していたのですが、この時は緊張しませんでしたね。これまでにも何度か優出していて、毎回優勝したいと意気込んでいても結果は思い通りになりませんでした。この時はギリギリで予選を通過していましたし、優勝戦に進めただけでも良かったと考えていたらまさかの優勝。気負わないでレースをするのも大事なんだって思いましたね。
地元優勝ってこともあったので、みんなすごく喜んでくれました。身内では翔之が一番喜んでくれていたかなと。レース終わりにすぐ連絡が入っていたので、気にしてくれていたのだと思います。
私の前にいとこの永井彪也が優勝していて「早く続かないとね」と隼之と話していたんです。そしたら私が優勝したので、隼之はプレッシャーになっているんじゃないかな? でも私より実力は上ですしA級にも早く上がったし時間の問題だと思います。
今年を振り返っていかがでしたか?
昨年は3回優出して「優勝戦に乗れるようになってきた」と思っていたら、今年はまだ1度も優出できてなくて…。前期(2017年前期適用勝率:2016/5~10が算出期間)での勝率は今までで一番良かったのですが、賞典レースに乗れていないって部分で悩んでいます。気持ち的にはポンっと優勝できて「さあここからだ!」と思っていたのですけど…。今が踏ん張り時ですね。
レーサーとして取り組んでいることは?
体重が足りないので、トレーニングをして増やそうとしています。レースでは体重が規定より軽いと重りをつけないといけなくて、これが結構身体への負担が大きい。肩こりがひどかったりギックリ腰にもなりまして、これではダメだと思いパーソナルトレーナーにメニューを組んでもらって体重アップに取り組んでいます。
今の課題は?
まくりが好きで、自分から攻めるレースをしたいと思っています。それをするためにはスタートを速いタイミングで安定させるのが課題ですね。
昨年優勝戦でフライングをしてしまい、そこからスランプに突入。スタートはいけないし、スタートがいけないとまくれないしで自分の思い通りにいかなくて…。
今期に入って取り戻してきたかなという感覚はありますが、もうちょっといかないとダメですね。周りからもスタートに関して指摘されています。
あと、1コースからの逃げが本当に少ないので、インからも勝てるようにしたいと思っています。
女子戦と、一般戦(男女混合)で違いはありますか?
以前は全くダメでしたが、最近になって一般戦で上位着がとれるようになりました。直線だと体重の軽い女子選手の方が有利なのは確かですが、ターンスピードは男子選手の方が速いと思います。様々なタイプの選手とレースができるので勉強になります。
今後の目標は?
近い目標としてはA級に昇格。そしてレディースチャンピオンに出場することです。