準地元スター候補選手に選ばれた感想は?
うれしいです。
平和島の準地元スター候補ということで、他場よりたくさん走らせていただいています。
多くのお客様がボートレース平和島に来てもらえるように自分が良い成績を残して、地元でたくさん活躍出来るような選手になって盛り上げていきたいです。
また、準地元スター候補になるとイベントなどにも呼んでいただいたり、色んな経験をさせていただいています。
具体的にどのようなことをされていますか?
年に一度やまと学校で地元・準地元スター候補選手が集まり乗艇訓練などをします。
平和島では、地元スター候補の後藤美翼さんとトークショーだったりニコニコ生放送に出演させていただきました。こういった仕事は慣れていない分、緊張しますがファンの方とも交流できる機会なのでうれしいです。
なぜボートレーサーの道に?
大学3年のとき、番組でボートレースの特集をしていて、そこでボートレーサーという職業に興味を持ちました。大学では理工学部でロボット作りを学んでいたので機械をいじるのが好きですし、高校時代はラグビー部に所属していてスポーツが好きなので、この職業は自分に合っていると思いました。
やまと学校は1回目の受験で合格しました。もし、やまと学校を1回で合格できなかったら、「自分には合わなかった」と諦めて、他の職業に就く予定でした。
実際にボートレーサーになってみて
いかがですか?
難しいですね。見るのとやるのとでは全く違います。メカニックな部分もレーサーとしての技術もすべて一人でやるのでやっぱり大変です。
デビュー3年目でA級に昇格、
短期間で成長された秘訣は?
長岡茂一さんがリーダーのペラグループに所属しています。グループの村田修次さんと田中豪さんら先輩方にアドバイスを頂いているおかげだと思います。村田さんには特に「とにかく今は、ペラ調整をちゃんとできるように」とアドバイスを頂いています。
村田さんの調整力は本当にすごくて出足が全くないモーターを節の後半には仕上げています。繊細に深いところまで考えて調整されているので大変勉強になります。
デビュー当時から成長したところは?
デビュー当時は無我夢中で、周りが見えていなかったと思いますね。今は後輩も入ってきて、多少周りが見えるようになってきました。
また、レーススタイルも今までは外枠からのレースが多かったので、展開を捉えるレーススタイルになっている部分がありました。A級になり内枠に入るようになってから、それだけではダメだと気付きました。さらに上にいくためにまくりで勝てるようにならないと。レースパターンを増やして色んな形で勝つことが今後の課題ですね。
2016年の調子は?
デビューしてから2016年が一番調子いいですね。
2015年後期にA級に初昇格しましたが、1~3コースからの進入に慣れていなかったということもあり、一時B級に戻ったときもありました。そこで、インコースからの進入を意識してやってみたところ、今期は内枠でもきちんと成績を残せるようになりました。
普段レーサーとして
意識的に取り組んでいることは?
スポーツジムに通ったり、体重管理、あと体幹を鍛えていますね。あんまり大きな筋肉を付けたくないので、インナーマッスルを鍛えるようにしています。
食事面では現在、両親と一緒に暮らしているので、母が栄養管理してくれています。そのおかげで、低カロリーで且つバランスのとれた食事を摂ることができています。
今までで印象に残っているレースは?
初1着とデビュー戦のときですね。デビュー戦は平和島のGW戦初日第1レースで、ハプニングがあってレースがやり直しになったんですよ。すごく緊張していたんですが、そんなことがあったので吹っ切れてレースに臨めましたね。
初1着のレースはすごく風が強かったんです。まくり差しが決まってすごく嬉しかったですね。ピットに戻ってきたときに、同期3人 (馬場剛、富樫麗加、米井里実)が泣いて喜んでくれていて、それがとても嬉しかったです。
今後の目標は?
G1ヤングダービー出場が今の目標ですね。ヤングダービーは30歳未満のレーサーしか出場できない期間限定のレースなので、出場したいです!
あと、112期はまだ誰も初優勝を挙げていないので、一番最初に優勝をしたいと思っています。
そのためには一節間崩れない走りをできるようになることが大事だと考えています。浮き沈みがあるタイプなので、それを極力なくしていきたい。調子が良いときでも、悪いときでも確実に上位着を取れるようになりたいです。